B班普通科、2日目は平和学習からスタートです。


バスガイドさんの解説のもと、一本柱鳥居、浦上天主堂、如己堂を車中から見学した後、平和公園にて祈念式典を執り行いました。天気は曇り、たまたま観光客の方も少なく、厳かな雰囲気の中での進行でした。


以下、学年連絡会メンバーが文章を考えた、平和宣言文です。
私たちは、戦後80年という節目の年に、この美しい長崎の地を訪れています。ここは悲しい歴史を抱えながらも、人々が希望と努力によって再び立ち上がり平和の象徴として歩み続けた町です。今、その歴史を学び、未来に向けての誓いを新たにします。
私たちは今年の夏、被爆者の方からお話を聞きました。当時の写真や絵を目にし、その壮絶な現実に衝撃を受けました。話の内容は耳を塞ぎたくなるような出来事もありましたが、このような悲劇を二度と起こさないために、私たちは過去の出来事を決して忘れず、未来に向けて何ができるかを真剣に考え行動する責任があります。私たちは「聞くこと」こそが次の一歩になると感じました。
平和とは、単に戦争がない状態を指すのではなく、すべての人が尊重され、幸せに暮らせる社会を意味します。私たちは、互いに理解し合い、助け合うことが何よりも大切だと信じています。そのために、異なる背景や価値観を持つ人々との対話を通じて、共感を育み、より良い社会を築いていきたいと考えています。
ここ長崎での学びを通じて、私たちは友人や家族、私たちの地元の地域の人々にこのメッセージを伝えていきます。私たちの声が、未来の平和へとつながることをじています。私たち一人ひとりの行動が、周囲に影響を与え、より大きな変化を生む力を持っていることを忘れてはなりません。
歴史を忘れず、過去から学び、次の世代へ平和のバトンをつなぐこと。それが、戦後80年を生きる私たちの使命です。
私たちは生きていることに感謝し、長崎の皆さんと共に平和を願います。私たちの思いが次の世代へと受け継がれ、より良い未来を築く力となることを願い、核兵器のない世界と恒久平和の実現に尽力することを、ここに誓います。

この後の自主研修、明日の被爆者講話などを通じ、それぞれが平和について考えを深める旅行となることを期待します。
