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新着情報

2023.12.15
たかくらの日常

【普通科1年生】平和講話

 12月14日(木)の6限HR活動の時間を利用して、ピースあいちに所属されている井戸早苗先生を講師として招き、「空襲体験と戦時下の暮らし」についてお話をしていただきました。当時まだ幼かった井戸先生が体験された空襲に対する不安、そして人が死に、街が破壊されていく恐怖を語ってくださいました。

 軍需工場が多くあった名古屋は空襲の対象となり、何度も爆撃を受けたことで若者も多く犠牲になりました。疎開や徴兵・徴用によって家族がバラバラになり、鳴り響く警報や逃げ込んだ防空壕内で感じた暗闇に対する不安。戦時中の過酷な環境におかれて精神的に追い込まれ、厳しい統制や物資不足のなかで送った苦しい生活。生徒はもちろん教員も経験したことのない壮絶な時代の生々しい体験談を通して戦争の惨禍を想像し、ジブンゴトとして感じることができました。

戦争を経験したことのないわたしたちの世代が、安易に愚かな戦争を繰り返さないという決意、そして自分たちの努力で平和を作り上げ、維持していくことの大切さを改めて実感しました。

講話後の生徒から寄せられた感想の一部を紹介させていただきます。

〇本やネットで調べても今一つ現実味がないと感じていましたが、戦争を経験した人からお話を聞くことで「本当にあったことなんだ」と実感させられました。

〇私たちが井戸先生の思いを次世代へと伝えていかなければととても強く思いました。戦争を始めるのは数人の意思ですが戦争を止めるのはたくさんの思いとエネルギーが必要です。まずは戦争について学ぶなど積極的に取り組みます。

〇悲惨さを知ることもなくどこか他人事で無関心でいます。私たちも世界の一員なのだという意識を持ち、広く呼び掛けたり政府の対応を求めたりすることが大切なのではないかと思いました。

 

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