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東北ボランティア2012

被災地ボランティア・視察研修 2012

9月15日(土)から18日(火)にかけて、名古屋経済大学が主催する「被災地ボランティア・視察研修」に、教員2名と高蔵生6名が参加しました。私たちを快く迎えてくださった大学の先生方や学生の皆さんに感謝いたします。
 私たちが訪れたのは、宮城県の仙台市、石巻市、女川町です。名古屋からは、バスの移動で、約12時間かかります。16日(土)の視察では、瀧澤勇人さん(宮城県災害ボランティアセンター)と久世義晃さん(愛知ボランティアセンター)と一緒に、被災地をまわりました。
 女川駅周辺の町中心部は、津波の被害により、完全に破壊されました。将来的には、この地域は自然公園として整備されるようですが、まだ手つかずの状態です。ここには、津波の力によって倒されたビルが、無残な姿で残されています。

私たちが次に向かったのは、石巻市にある大川小学校です。この学校では、地震後の津波により、児童108名中74名が、そして、教職員13名中10名が死亡し、あるいは、現在も行方不明となっています。小学校の建物は、被害を受けた時のまま残されています。また、学校前には、慰霊塔が建てられています。この場所は、高蔵生にとっては、大きな衝撃だったようで、生徒たちの目には、涙が浮かんでいました。
 続いて、私たちが訪れたのは、石巻市の仮設住宅・永井団地です。ここでは、団地住民の代表を務めている橋本さんと伊藤さんのお話を伺うことができました。お二人の話で印象深かったのは、橋本さんの次のような言葉です。「今、欲しいものと聞かれれば、それは、「精神的なつながり」です。ボランティアである皆さんが、この団地を訪れてくれたことだけでも、私はうれしいです。ボランティアの皆さんと知り合い、話をきいてもらえることが、私たち被災者の心を、どれだけ癒してくれることか。被災してから、私は人に「ありがとう」と感謝する大切さを深く感じました。大学生の皆さん、被災した皆さんを笑顔にするためにも、さまざまな場所を訪れ、顔を出してください」。橋本さんは涙を流しながら、話されていました。伊藤さんもまた、橋本さんの話に力強くうなずいていらっしゃいました。「被災地に行くだけでも意味がある」。橋本さんのお話から教えられました。ちなみに、仮設住宅の中は、ものすごく暑くて、高齢者の方にとっては、非常に暮らしにくい空間でした。冬になると、住宅内の気温は、とても低くなるそうです。
 最後に、私たちが訪ねたのは、石巻市立門脇小学校です。津波と火災により、甚大な損害を受けた学校は、現在、廃校となっています。海岸から近いこの学校に降り立つと、鼻をつく、腐敗したような臭いが漂っていました。この地で暮らす大変さの一つが、この臭いの問題だと感じました。

17日(月)のボランティア活動では、愛知ボランティアセンターとつながりのある斉藤さんの土地で、草を刈ったり、竹を切ったりしました。大学生と高蔵生が協力し合った結果、作業が予定以上に進みました。また、大学生と高蔵生の交流が深まり、食事の時には、彼らが談笑している場面が、見受けられました。18日の帰りの車中では、ある学生が「名経祭(名古屋経済大学の学園祭)に来てね」と、高蔵生に声をかけていました!

特に心に残ったのが、「希望の鐘商店街」という場所でした。震災で、自分の経営するお店が、津波でなくなってしまったのに、皆さんが笑顔で、明るく生きている姿に感動しました。(中学2年生)

私は今回のボランティアに参加して、次のような「ありがたさ」に気付きました。学校に通って、勉強できるありがたさ。大事な家族や友人と一緒に過ごせるありがたさ。住む家があるというありがたさ。そして、何よりも、生きていることのありがたさ。被災地の方たちが、元のような暮らしができていない中、私たちの悩みは、本当はどうでもよいことではないかと感じました。・・・私は前向きに生きている被災地の方々を見て、勇気づけられました。むしろ、私たちが被災地の皆さんに元気を与えなければならないのに。・・・ボランティアに、早い・遅いはないと思います。その気持ちが大切だと思います。東北地方に行くことで、「私たちはまだ、被災地のことを忘れていないよ!」と、現地の方たちに伝えることができるのではないでしょうか。今回の視察で、被災地の方から頂いた「ありがとう」は、私の中で、最もうれしい言葉です。(中学2年生)

仮設住宅の住民の方が、泣きながら、私たちに話をしてくれました。皆さんから、「ありがとう」と感謝されて、すごく嬉しかったです。また、「笑顔を見せてくれるだけで、十分です」と言われた時には、笑顔の力を強く感じました。・・・大学生の方たちと交流ができたのも、とても楽しい思い出となりました。(高校1年生)

被災地を視察した時、私は驚きました。今でも、建物の一階・二階部分が崩れ、曲がったままであったり、あるいは、燃えた学校が残されていたりしました。生ゴミのような臭いが漂っている所もありました。・・・このような悲惨な状況でも、至る所に、前向きな言葉があふれていました。「がんばろう!石巻」、「復興するぞ!」、「We Love 女川」、「女川の町は俺たちが守る!!」などなど。それらを読むだけで、被災地の方々の心強さを感じました。・・・3日目のボランティアでは、大学生の方に「無理をしないでね」と声をかけてもらったり、作業・休憩中に、さまざまなお話をさせてもらったりしました。みんなで汗だくになって、作業をしました。活動が終了した時には、大きな達成感がありました。(高校1年生)

津波と火災により、廃校となった門脇小学校を訪れました。この周辺では、ものすごくくさい臭いがしました。ここで暮らす人たちの生活が苦しいことを思うと、かわいそうだと思いました。この地域を、6.9mの津波が襲いました。道ばたの看板には、「復興するぞ」と力強く書いてありました。しかし、震災から1年以上経った今でも、復興の様子を伺うことはできませんでした。・・・被災された方たちが、心地よく幸せに暮らせることを心から願います。(高校1年生)

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